デンマークは、生活の質や充実した福祉制度で知られる北欧の人気国の一つです。とはいえ、生活費は全般的に高く、特に家賃や食費が負担になることが多いです。
本記事では、住居費から日用品、交通費、節約術まで、1ヶ月の生活費の内訳を詳しく解説します。移住を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
デンマークに移住して3年たった僕の経験をお伝えしようと思います。良かったら海外移住の参考にご覧ください。
どうぞ最後までお付き合いください。
1. デンマークの住居費:高いが質は抜群
都市ごとの家賃相場を見てみましょう。
- コペンハーゲン(首都)
市内中心部:12,000〜16,000 DKK(約25〜34万円)
郊外:8,000〜11,000 DKK(約17〜23万円)
シェアハウス:1部屋4,000〜6,000 DKK(約8〜12万円) - オーデンセ(学生都市)
市内中心部:7,000〜10,000 DKK(約15〜21万円) - オーフス(活気ある学生街)
市内中心部:9,000〜13,000 DKK(約19〜27万円) - 地方エリア:6,000〜8,000 DKK(約13〜17万円)
賃貸契約時には敷金3ヶ月分+仲介手数料1ヶ月分が必要です。初期費用は50万〜70万円に達するため、事前の資金準備が大切です。
2. 食費と日用品費:自炊が節約のカギ
食費の目安
- 自炊中心:2,500〜3,500 DKK(約5〜7.5万円)
- 外食中心:4,500〜6,000 DKK(約9〜12万円)
食材は日本よりも高めで、特に肉類や乳製品が高額です。
- 牛乳1リットル:10〜12 DKK(約210〜250円)
- パン1斤:15〜25 DKK(約300〜500円)
- チキン胸肉1kg:60〜70 DKK(約1,300〜1,500円)
レストランやカフェも高価で、ランチセットは150〜200 DKK(約3,000〜4,000円)、ディナーでアルコールを含むと**400〜600 DKK(約8,000〜12,000円)**かかります。そのため、日常は自炊し、外食は特別な日に限るのが一般的です。
3. 交通費:公共交通機関と自転車文化
交通費の目安
- 定期券(コペンハーゲン市内):600〜750 DKK(約12,000〜15,000円)
- 1回乗車券(市内ゾーン):24〜36 DKK(約500〜750円)
交通費は移動距離によって増減しますが、コペンハーゲンでは車を持たず、公共交通機関や自転車を利用する人が多いです。
自転車のコスト
デンマークでは自転車文化が根付いており、専用レーンが整備され、安全に利用できます。
- 新品の自転車:2,000〜5,000 DKK(約4万〜10万円)
- 中古自転車:1,000 DKK(約2万円)程度から購入可能
4. その他の生活費と節約術
医療費と保険
CPRナンバー(社会保障番号)を取得すると、公的医療サービスを無料で受けられます。ただし、歯科治療や一部の薬は自己負担が発生します。
- 虫歯治療:400〜1,000 DKK(約8,000〜2万円)
- 市販薬(頭痛薬20錠):40〜50 DKK(約800〜1,000円)
通信費とインターネット
- 携帯電話:100〜200 DKK(約2,000〜4,000円)
- インターネット回線:250〜400 DKK(約5,000〜8,000円)
契約するプロバイダによって速度やサービスが異なるため、内容をよく確認しましょう。
【節約術:賢い生活のポイント】
1. スーパーのセール品を活用する
- 賞味期限が近い食品は割引されるため、うまく利用しましょう。
2. 中古品の活用
- 家具や自転車は、Facebookマーケットプレイスやdba.dkで探すとお得です。
3. シェアハウスを利用する
- 家賃や光熱費を抑えるために、シェアハウスを選ぶ人も多いです。
まとめ:生活費は高いが、充実した暮らしが可能
デンマークでの生活費は、1ヶ月最低15万〜20万円が目安で、快適な生活を求める場合は30万円以上を見積もると安心です。家賃や食費は高めですが、医療や教育の充実、快適な住環境がその分の価値を提供しています。
僕自身、デンマークでの3年間の暮らしを通じて、生活の質を高めながら節約する術を学びました。興味を持った方は、ぜひこの記事を参考に、自分に合った暮らし方を見つけてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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